国のために身を捧げた建国の先人に敬意を払い、その革命精神を称え、英霊を祀るため、亡き蒋介石総統が1967年に忠烈祠改築委員会を発足させたのが始りだった。工事は同年の12月に着工し、2年後の1969年3月に落成した。当初より中央政府専属の祠として、毎年3月29日と9月3日に総統が臨席し、春と秋の慰霊祭が執り行われている。また4月5日の清明節には遥かなる中国の黄帝陵への参拝儀式をも行っている。さらに、総統就任の際には、国父孫文陵への参拝儀式が行われている。忠烈祠は、国防部の史政編訳局、次いで聯勤留守業務署での所管を経て、2006年の1月1日からは国防部後備司令部の管轄となった。 |